統計資料一覧Statistics List

  1. ホーム
  2. 統計資料一覧
  3. 令和5年度 退職報償金の支払状況

令和5年度 退職報償金の支払状況

令和5年度における退職報償金の支払人数・支払額等について、その概要を以下に紹介します。

1 支払状況

令和5年度の支払人数は43,665人、支払額は17,789百万円となっています。前年度と比較すると、支払人数で600人の増(1.4%増)、支払額で604百万円の増(3.5%増)と、いずれも増加しています(図1)。

図1 支払人数と金額(直近5か年)
図1 支払人数と金額(直近5か年)

1人当たりの平均支払額については407千円となっており、前年度と比べると、8千円の増加となっています(図2)。最近5か年においてあまり変化は見られず、1人あたり400千円前後で推移していますが、令和5年度は最も高額となっております。

図2 平均支払額(最近5か年)
図2 平均支払額(最近5か年)

2 支払人数

支払人数について見ると、階級別では、「団員」の16,883人(38.7%)が最も多く、続いて「班長」の9,399人(21.5%)、「部長」の8,171人(18.7%)の順となっており、この3つの階級区分を合わせると全体の78.9%を占めており、令和元年度と比較して、全体の支払人数は約1,000人減少しているものの、階級別に見ると団長及び団員の支払人数は増加しています(図3)。

図3 階級別支払人数
図3 階級別支払人数

勤務年数別では、「5年以上10年未満」の10,788人(24.7%)が最も多く、続いて「10年以上15年未満」の8,164人(18.7%)、「15年以上20年未満」の7,312人(16.7%)の順となっており、この3つの勤務年数区分を合わせると全体の60.1%を占めています(図4)。令和元年度と比較して、全体の支払人数は約1,000人減少しているものの、勤務年数25年以上の退職者は各区分で増加しています。

図4 勤務年数別支払人数
図4 勤務年数別支払人数

現年度・過年度別(注)では、「過年度退職者」の32,962人(75.5%)に対し、「現年度退職者」は10,703人(24.5%)となっています(図5)。令和元年度と比較すると、現年度支払人数の割合は小さくなっており、過年度支払人数の割合が大きくなっています。

図5 現年度・過年度別支払人数
図5 現年度・過年度別支払人数

3 支払額

支払額についてみると、階級別では、「団員」の4,759百万円(26.8%)が最も多く、続いて「部長」の3,724百万円(20.9%)、「班長」の3,675百万円(20.7%)の順となっており、この3つの階級区分を合わせると全体の約3分の2を占めています(図6)。

図6 階級別支払額
図6 階級別支払額

勤務年数別では、「30年以上」の5,325百万円(29.9%)が最も多く、続いて「20年以上25年未満」の2,820百万円(15.9%)、「15年以上20年未満」の2,615百万円(14.7%)の順となっており、この3つの勤務年数区分を合わせると全体の約6割を占めています(図7)。令和元年度と比較すると、勤務年数30年以上の退職者に係る支払額が大きく増加しています。

図7 勤務年数別支払額
図7 勤務年数別支払額

現年度・過年度別では、「過年度退職者」の13,495百万円(75.9%)に対し、「現年度退職者」は4,294百万円(24.1%)となっています(図8)。

図8 現年度・過年度別支払額
図8 現年度・過年度別支払額

注 一つの支払年度において、当該年度中に退職した者を現年度退職者といい、当該年度前に退職した者を過年度退職者といいます。

PAGE TOP